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【第3話】足の実態調査から分かる子どもの足(2)  
 『外反母趾(がいはんぼし)』残念なことですが耳慣れた言葉となってしまいました。実際に小学校、 中学校の養護教諭が、必ず口にするようになった子どもの足のトラブルは「外反母趾」と「巻き爪」 です。
 (公財)日本学校保健会と行った調査では、外反母趾と疑われる児童生徒(女子)は小学校1年 生で約5%、中学1年生では30%を超えることがわかりました。  

第1指側角度(外反角度)&第1指(親指)外反出現率  
 外反母趾は親指が小指側に曲がる足のトラブルです。曲がった親指の付け根が靴にあたって痛む、 親指の付け根の足裏が痛む、靴を脱いでも親指の関節全体にズキズキと痛みを感じることがありま す。

 これまでは外反母趾の原因としてハイヒールやパンプスが悪者にされてきました。しかし、ハイヒールやパンプスを一度も着用した事がない小学生にも外反母趾が起こるのはなぜでしょうか。
圧迫の骨への影響
 医師は「小さな靴で起きる足のトラブルは大きな靴でも起きる」と説明しているように、外反母趾はきつい靴、先の細い靴だけが原因ではありません。むしろ、外反母趾は「きつい靴による横からの圧迫以上に、指先からの親指に対する圧迫がよくない」と日本靴医学会、元理事長で医師の井口傑先生は言って います。

 具体的には、一歩あるくごとに靴の中で足が前後に動いてしまうようなサイズの合わない大きな靴は、靴の中で足が前滑りをして、靴先に足指を押し込み、指先が圧迫を受けます。さらに、外反母趾は、足指が曲がることだけでなく、足アーチが崩れてしまうことが問題とされています。足裏の土踏まずを構成する縦のアーチが崩れることを扁平足と言い、横のアーチが崩れることを開張足と言います。この横のアーチが崩れる開張足が外反母趾の本当の正体なのです。

 足の前滑りを予防するためには@靴のサイズが合っていることA甲をベルトかヒモで固定できることB靴の履き口が狭いことなどが必要です。さらに、開張足にならないためには成長期に足指の運動を行い、足アーチをしっかりつくることが大切です。
 外反母趾は痛みばかりでなく足指の力が発揮できずに、運動能力へも影響を及ぼします。また、手術をしても、元気な足を取り戻せる訳ではありません。
 足が赤くなっているところはないか。皮がむけたり、皮膚がかたくなっていて、靴の影響を受けていないか等の、足が出しているサインを見逃さずに、日頃から足の点検も行い予防を心がけましょう。
 



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