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【第2話】足の実態調査からわかるこどもの足(1)  
 全国の小学生、中学生、高校生を対象とした「児童生徒の足に関する実態調査」(平成18年〜20年)は調査対象、調査人数ともに過去に前例のない、一万人以上の足の実態調査となりました。 足の「寸法」と「形」の三次元計測及びアンケートによるこの調査から、多くのことが明らかになりました。調査結果の分析から「現在の子どもの足と靴の現状と課題」を3話連続でご紹介していきます。  

■足に合わない靴を履いている子どもが多い
小さい靴は、「足が窮屈、足の指も靴の中でぶつかる、痛みがある、ばかりでなく足の成長にもよくない」と感覚的にも分かりやすいことから、悪者とされてきました。このようなこともあってか、小さい靴を履いている子どもの割合は最も少数派の約1割でした。そして、足にぴったりの靴を履いている子どもは約2割しかいませんでした。残りの約7割の子どもは大きな靴を履いていることがわかりました。  
足長と靴サイズの差
足長と靴サイズの差  

○足にぴったりの靴とは?!
靴の日本工業規格「JIS靴のサイズ」は足を基準としているため、表記サイズはその実測値の人間が履いてちょうど良いことを表しています。例えば、「24.0EE」という表記の靴は“かかとの端”から“最も長い足指”までの長さ(足長)が24cmの人が履いてちょうどよい(ゆとりを含む)ように設計されています。
しかし、デザインやメーカーによってこの“ゆとり”に対する考え方に違いがあるのも現状です。 小さい靴は、「足が窮屈、足の指も靴の中でぶつかる、痛みがある、ばかりでなく足の成長にもよくない」と感覚的にも分かりやすいことから、悪者とされてきました。このようなこともあってか、小さい靴を履いている子どもの割合は最も少数派の約1割でした。そして、足にぴったりの靴を履いている子どもは約2割しかいませんでした。残りの約7割の子どもは大きな靴を履いていることがわかりました。  
 
■大きな靴を履いている子どもに足のトラブルが最多
靴の適合度合いと足のトラブルの関係についても明らかになりました。足にぴったりの靴を履いている子どもに足のトラブルの割合は最少でした。一方、小さい靴を履いている子ども以上に、大きい靴を履いている子どもにトラブルの割合が最も多い結果となりました。また、大きい、小さい靴を履いている子どもの双方に共通して、足サイズと靴サイズの差が大きくなるにつれて、足のトラブルの割合も増加していることがわかりました。
 
足長と靴サイズの差に対する足トラブルの関係
足長と靴サイズの差に対する足トラブルの関係  
■全体の43%の子どもが足のトラブルを経験している
調査全体で何らかの足のトラブルを経験したことがある子どもは、小学校低学年は約31%、小学校高学年は約40%、中学生は57%、高校生は74%と学年が上がるとともに増加しています。そして、この足のトラブルの実態は足の専門医が想像する10倍以上の数値でした。 医師は治療に当たり「経過と症状から先を見通すことが大きな部分を占める」と言います。「ヤブ医者」の語源は「藪は見通しが悪い」という所以からだそうです。まったく先が見通せない「土手医者」という言葉もあるそうですが、いずれにしても、先を見通すことを仕事にしている医師が、現在の子どもたちの足の将来を心配しています。  
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